【ここまで言う?】「紀里谷 和明(きりや・かずあき)」監督の日本ダメ出し
「やられたらやり返すのが文化になればいい」
2015年11月14日(土)全国公開の映画、「ラスト・ナイツ」は「紀里谷 和明」監督が5年の歳月をかけて送り出したハリウッド映画。
監督自ら該当に立ち、映画のビラを配る姿は何度もメディアに取り上げられ、話題になりました。
私も紀里谷監督から「ラスト・ナイツ」専用の名刺を手渡しでいただきました。
「ここまでするの?」
映画を撮り終えるだけでなく、情熱を持って送り出す。全部自分でやる。
試写会では「なぜCGを使わなかったか」「14ヵ国の俳優を使った舞台裏」や、「どんな思いで作ってきたか」を男泣きしながら語ってくれました。
「こわい」
「エキセントリック」
そんなイメージがぶっ飛びました。
心打たれました。本当に。
作品を少しネタバレすると、主人の敵討ちがテーマです。
そこに至るまでの主人公の姿って、紀里谷和明氏の思う気高い人間像なんだと素直に感じました。
やんちゃだけど正論な「文化になればいい」発言
紀里谷監督のインタビューで、Twitterのリプライやリツイートに対する応酬についての言動がありました。
「失礼な言動に返答する」
これ、有名であれば有名なほど、答えに窮することだと思うんですね。
「失言って思われたくない」
つい、保身に走りがちだと思うんです。
特に日本人は平和主義です。
1400年前くらいから、「和を以て…」って言ってた民族ですから。
だけど言わなければいけないときがある。
真剣に向き合い、言葉の応酬を不毛なやりとりにしない強さを持たなければならないと。
Twitterとかネットの発言だけじゃなく、言うときは言う。覚悟を決める。
そしたら、言葉は剣じゃなくて意思を伝える文化になるかもしれないと素直に思いました。
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